最近の日記

集中豪雨

22日、秋田県南部に局地的集中豪雨がありました。大曲は昨日土砂ぶりでして、大曲に住む人は冷や汗を掻いたのではと思います。
それは、8月に入ると天気が気になってしかたがありません。もちろん花火です。
この3年間は晴れましたが、その前の3年間は雨でした。またその前の2年間は晴れでしたが、その前の2年間は雨でした。ということは今年の花火は雨の確率が多い事になります。
こういう状況ですから、大曲は他の花火と違って鑑賞に長靴、傘、雨合羽が必需品です。槍が降ってくれば中止ですが、雨で中止になるわけが無いと思っています。
今年は8月に入り猛暑で晴天でしたので雨が降らないだけ安心していたのですが、昨日突然もの凄い雨が降り、誰もが桟敷席は大丈夫かと心配したと思います。夕方から水嵩が増しだしとうとう桟敷席の50センチも冠水しました。今朝見てきましたが、最前列の桟敷の一部が流され通路は泥流でした。主催者、工事関係者は大変です。今日、明日と天気が良いのが幸いです。桟敷席を直し、明日は巾130m、長さ1,6キロmの総て消毒し無ければなりません。
何と人騒がせな集中豪雨でした。しかし、当日、前日でなくて幸いです。いよいよあと2日、カウントダウンです。25日、内閣総理大臣賞を賭けての競技が開始され70万人を魅了します。

お盆

暑いですね、今日も35度を越えています。
この暑い中、お盆で帰省の皆さんは大変です。
暦は盆でも13日は月曜日。出勤日ですが例年会社では大多数が有給休暇をとってお墓参りをいたします。
何も混んで暑い中に移動しなくてもとの考えもありますが、冠婚葬祭は人生の4つの重大な礼式です。先祖を迎える行事は大切であると思います。
しかし、近年は個人的な用件や仕事などで簡略化が進んでおります。自然の恵みや先祖への感謝などは手を抜いてはならない事ではないでしょうか。
今夜の夕食時、家族の団欒の中に先祖や父、弟が入って賑やかな食卓になる事を願っています。

勝負有徳

日経新聞の31日、長嶋茂雄氏「私の履歴書」の文中に「勝負有徳」の記述があり、大相撲の朝青龍をすぐ思いました。たしかに、勝負の世界は厳しく、アスリートは日々苦しさの中、頂点を目指し日々励んでおり敬意をしております。
昨今、「武士道」や「品格」といった言葉をよく耳にいたし、日本人の底流にある歴史文化を感じます。
グローバルスタンダードのもとアングロサクソン基準の世界的競争に日本も巻き込まれ勝ち組、負け組などといわれる社会が健全なのか疑問を持ちます。
もちろん私も零細企業の経営者ですから、会社は利益を上げなければ社員や社会に迷惑をかけることになり努力をしなければなりませんが、どんな手段でも使っていいとは思いません。
アスリートも経営者も人間として生き方の基本があって競争できるのではないでしょうか。
平和ボケしている日本ですが、相撲協会やスケート連盟の処分を聞いて「勝負有徳」を再確認しました。

棟方志功記念館

先週、北東北広域連携IN青森が開催されました。県境を越えた連携団体に対する助成金の審査会でプレゼンテーション、を行い5団体に決定しました。応募した17団体は、それぞれ北東北を想い様々な活動している団体です。選ぶのは難しい作業でしたが一般会員も参加し公平に決めさせて頂きました。

さて、翌日青森市内にあります棟方志功記念館に足を運びました。作品の素晴しさはもちろんですが、印象に残った記述をご紹介いたします。
「驚いてもオドロキきれない、喜んでもヨロコビきれない、悲しんでもカナシミきれない、愛してもアイシきれない、それが板画です」『わだばゴッホになる』より
「稀有のものより普遍のものにこそ、最もりっぱで美しいものがあるということ。自力という在り方と、他力という在り方に仕事は別れてくるということを。また、偉いと善いとの心の別々、そういう心の次第をまざまざと知らされます」
素晴しい言葉でしたので書きとめてきました。

課外授業

先日大仙市神岡にある平和中学校の2年の男子生徒2名、女子生徒3名が花火通り商店街にある「花火庵」を訪ねてきました。半日間、花火の先生として授業を行いました。なぜこのテーマにしたのかと尋ねたところ花火が好きで、どうしたら綺麗な花火が打ち上がるかを知りたいとの事。96年間の大曲の花火の歴史からスタートして種類、作り方、打ち上げ方、良い花火の見分け方を説明。最後の地元の花火師、和火屋と北日本花火興業が日本一を目指して頑張っているので応援してほしいとお願いしました。
先般は秋田市の将軍野中学校の生徒、また地元の小学校のと生徒と花火庵を訪れて来ています。
子供さんが地域の花火を誇りに思ってくれていることが大事を考えNPO大曲花火倶楽部のメンバーが交代で対応しております。
追伸 説明を聞く生徒の態度は様々です。昔、自分の子供の教育がどうだったのか思い出し、今更ながら冷や汗を掻いています。