個別表示

斎宮

2年ぶりに伊勢神宮に行って参りました。
今回も外宮、内宮を参拝する旅でしたが、前から気になっていた場所がありました。
私の名字は賢木ですが全国では珍しい名前です。
同じ姓があるのかネットで調べたところ、源氏物語の第10帖に賢木の名が出てきます。その中で斎宮の御下向の文があり斎宮を知りました。
伊勢と松阪の中間にある明和町に斎宮跡があります。
斎宮とは、天皇が即位するたびに選ばれて伊勢神宮に仕えた斎王(いつきのひめみこ)の宮殿と彼女に仕えた官人たちの役所である斎宮寮を指す言葉です。
斎王は、未婚の内親王や女王から占いで定められ、宮中の初斎院や野宮などで足掛け3年間の潔斎生活の後、斎宮に旅立った。
7世紀後半に天武天皇により定めれた斎宮制度は660年間続き、14世紀半ば、南北朝時代に姿を消したとの事です。
訪れた日は気温35度。
東西2キロ、南北0.7キロの遺跡は広く 豊鍬入姫から後醍醐天皇時の祥子氏までの歴代斎王が暮らした土地は静かでゆっくり時間が流れていました。