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大曲の花火

第80回全国花火競技大会が終わりました。
昨日の表彰式に出て、あらためてこの大会の凄さ、恐ろしさを感じました。
人出は過去最高の75万人、安全に楽しく、感動していただくのが一番です。残念ながら、露天のテントが突風の飛ばされ怪我人が出ました。被害者にはお見舞い申し上げます。花火のほうは無事上がりました。
花火評論家、研究家でもないので詳しいことは申し上げられませんが、私なりに感じた事を話させて頂きます。
内閣総理大臣賞を受賞した長野県の轄g屋青木煙火店さんの創造花火は「日本は素晴しい国」の再生の希望のメッセージが込められてた花火であったと思います。受賞者代表挨拶で花火を通し自分を表現して行きたい、また、功労者佐藤勲氏がびっくりするような花火を作りたいと語っておりました。
10号割物の部では四重芯、五重芯と多重芯が多く出品されました。挑戦の気持ちには敬意を表しますが、完成度が低く数社しか伝統美が見られず残念でした。
創造花火は大曲の真髄です。玉名(タイトル)どおり音楽を入れ、2分30秒以内250発で表現できるかがポイントですが、スターマインを打つたり、時間オーバー、音楽の知り切れトンボだったり。創造花火と、かけ離れている花火があり考えてほしい。
大会提供花火は一個一個の素晴らし花火で贅沢の極み。ただ「日本」を意識できるストーリーにしてほしかった。
夏の花火もこれで終わり。来年にはもっと素晴しく感動する「大曲の花火」を期待したい。