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勝負有徳

日経新聞の31日、長嶋茂雄氏「私の履歴書」の文中に「勝負有徳」の記述があり、大相撲の朝青龍をすぐ思いました。たしかに、勝負の世界は厳しく、アスリートは日々苦しさの中、頂点を目指し日々励んでおり敬意をしております。
昨今、「武士道」や「品格」といった言葉をよく耳にいたし、日本人の底流にある歴史文化を感じます。
グローバルスタンダードのもとアングロサクソン基準の世界的競争に日本も巻き込まれ勝ち組、負け組などといわれる社会が健全なのか疑問を持ちます。
もちろん私も零細企業の経営者ですから、会社は利益を上げなければ社員や社会に迷惑をかけることになり努力をしなければなりませんが、どんな手段でも使っていいとは思いません。
アスリートも経営者も人間として生き方の基本があって競争できるのではないでしょうか。
平和ボケしている日本ですが、相撲協会やスケート連盟の処分を聞いて「勝負有徳」を再確認しました。